習い事というものは

2020年10月29日 15:03

憧れのピアノだったり、習い事を何にしようかの選択肢の一つだったりするピアノ
私が子供の頃は、お金持ちというか、まだクラスでチラホラいる程度の、それはそれは躾や練習に厳しいお嬢様な感が否めない雰囲気のものでした。
そこから自分が教室を開いて23年に突入。
ずいぶんと、習い事としてピアノは定着もしたけど敷居もレベルもまたぎやすくなった感じがします。

まず、働くお母さんが増えたこと。
習い事の選択肢や掛け持ちが増えたこと。
ゲームやネット環境の進化・進歩。
ゆとりから脱ゆとり世代。

働くお母さんだと、送迎問題にぶち当たる。
掛け持ちなど習い事が複数だと、練習時間を取れないor取らない。
レッスン時間をすぎてから平気でLINEで、休みまーす、遅れまーす、と連絡がくること
競争心のないマイペースさ、ずっと使ってるテキストが多様化してきたことにより、基礎が身につかない

他にも、挨拶をしないで黙って入ってくる
爪が長い&手を洗ってこない
待ち方や返事、言葉遣いに至る様々なことが変わってきた。

去年教室を移し、ピアノもオーバーホール
お金で買えない技術の賜物として、私の元へ帰ってきたピアノ。
その鍵盤や音色の良さに気付き、味わい、表現者となって欲しいのだけど
大人も子供も含めて、耳の『聴く』能力や感じることが希薄に思う。
ピアノは弾く楽器であり、決して叩くのでも、押すのでもない。
有名な曲をノーミスで弾くゲームでもない

その日に自分が弾きたい作曲者や曲、それらをどんなテンポや音色で弾くのか
それが最高の楽しい瞬間であり、時間だと思う。

とはいえ、所詮は習い事。いつかは辞める時がきます。その時に、なにが身についたのか、を思うので
ぴあのこまちのレッスンは、とにかく基礎を徹底します。
指1本の使い方から始め、手首のためのお手玉や色塗り、お絵かき
想像力のための絵本や話しかけ
リズムうち、拍子の数え方など

お家で困る宿題ではなく、お家でのびのび練習して弾けるようにするピアノ教室です。

テキストも最初から決めて使いません。数ある導入本から個々に応じたものを探す喜び
いつしか、自分で弾きたい曲がでてくるかもしれません。
せっかくお金と時間をかける習い事なんですから、やめても残るレッスンにしています

生伴奏で歌う、歌だけレッスンもあります。
ただのピアノ教室ではありません。やりたいことは、全部やる教室目指して、これからも模索邁進してまいります!!


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